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ものづくり・消費MYANMAR / SECTOR 15

繊維・アパレル

生産の向こうに、
働く人がいる。

納期、品質、価格に加えて、労働条件と調達の透明性を確認。工場選定から継続的な確認までを考えます。

ミャンマー業界の現状を見る
内容確認・更新:2026年10月14日資料の対象時点・出典 ↗

MYANMAR INDUSTRY NOW

ミャンマー業界の現状
確認

衣料輸出は伸びても、雇用の回復は別。

縫製は外貨獲得を支える輸出産業ですが、輸出金額の増加だけでは工場や働く人の状態を説明できません。受注と労働環境を同時に見ることが不可欠です。

JETRO2025 · TRADE

織物・ニット衣料の輸出額が増加

JETROによる2025年の輸出額は、織物衣料(HS62)が前年比2.2%増、ニット衣料(HS61)が11.2%増。数量や利益率の増加を示す指標ではありません。 [3]

UNDP2025 · WORKER STUDY

賃金・働く環境の厳しさが続く

UNDPのヤンゴン・バゴーの労働者667人への調査では、月収は平均100米ドル未満で、長時間労働や不安定な就労環境を指摘。2025年公表の調査で、現在の全工場の賃金ではありません。 [2]

WHAT THIS MEANS

事業への影響

調達先の評価では納期・価格に加え、工場単位の人員、賃金・労働時間、苦情処理の実態が重要です。受注増だけを持続可能な供給の証拠にしないことが、買い手の判断を助けます。

WHAT TO WATCH

次に見る変化

継続受注、離職・欠員、監査後の是正、輸送費と原材料の調達。

上記の公表事実を踏まえた編集上の考察。将来の成果を予測するものではありません。
EVIDENCE & CONTEXT

業界を理解する、基礎データ。

INTERNATIONAL LABOUR ORGANIZATION2026.03ILOによる継続的な確認2026年3月 / 第356回理事会
確認できること

ILOは2026年3月、ミャンマーに関する2025年の第33条決議への対応を継続審議。調達では労働者の権利を含めた確認が必要です。 [1]

確認日と統計の対象年は異なります。
HOW THE BUSINESS WORKS

事業のつながりを、ほどく。

どこで価値をつくり、誰に届けるか。
参入する役割を、工程と顧客から考えます。

BUSINESS MAP繊維・アパレル
  1. 仕様・受注
  2. 生地・副資材
  3. 裁断・縫製
  4. 検品・納品

生地を買主が供給する加工受託と、工場側が調達する一貫受託では、資金・品質・納期の負担が変わります。契約呼称だけでなく責任範囲を確認します。

顧客・事業モデルで、着眼点を変える。

検討対象の例
顧客・事業モデル別の提供価値と確認事項
対象・モデル提供する価値比較・確認すること
加工受託指定された材料・仕様に沿い、工程管理と品質を提供する。材料不足、仕様変更、不良品の負担区分を確認。
調達を含む受託生地・副資材の選定から完成品までまとめる。調達資金、サンプル承認、輸送・通関、支払サイトを照合。
小ロット・国内向け制服や専門用途など、仕様調整と補充を重視する。最小数量、サイズ展開、追加注文と色差への対応を比較。

事業を検討するための整理です。参入可否・許認可や、現在募集中の案件を示すものではありません。

THE ECONOMICS BEHIND IT

数字を見る、もう一段深い視点。

  1. 工程の偏り

    裁断、縫製、仕上げのどこに仕掛品が滞るかを把握し、一工程だけの速度向上を全体の増産としません。

  2. 合格品の原価

    検品合格までの手直しと不良を含めて算出。単価交渉のために労働者の安全や権利を切り下げない体制を確認します。

  3. 調達と回収

    材料購入から買主の検収・支払まで資金が滞留します。前払、残金、検収基準を明確にします。

FROM INFORMATION TO QUESTIONS

確認することを、具体的に。

個別案件の条件を確かめるための、3つの着眼点。

品質

工場と工程

工場の権限、工程能力、再委託、検品体制と生産計画を確認します。

労働

働く環境

賃金記録、労働時間、安全対策、自由に相談できる仕組みを現場で確認します。

納期

契約と改善

検品、不良品対応、是正計画、改善の確認方法を合意し、継続判断の基準を決めます。

PLAN THE NEXT STEP

検討を進める、4つの段階。

  1. 基準設定
  2. 工場確認
  3. 試作
  4. 継続確認

検討の順序の一例です。法定手続きの全体や、個別案件の対応範囲を示すものではありません。

FROM A QUESTION TO EVIDENCE

小さく確かめ、次を決める。

大きく始める前に、何を試し、何を残すか。

試す・点検する

承認サンプルに基づく少量生産で、工程・品質・労働条件を同時に確認する。

記録する指標

初回合格率、手直し時間、納期差、労働時間と苦情対応。

次へ進む判断

品質・納期だけでなく労働者保護と取引先の調達基準を満たしてから拡大する。

SOURCES & DATES

出典と、情報の対象時点。

2026年10月14日までに確認できた公表資料を基に更新しました。公表日と統計・制度の対象時点を分けて表示しています。

数値の意味・集計範囲は出典に従います。実務の着眼点は編集上の整理で、個別案件の許認可や取引可否の判断を代替しません。自動更新ではありません。

  1. 01
    INTERNATIONAL LABOUR ORGANIZATION

    Follow-up to the Article 33 resolution on Myanmar ↗

    公表:2026-03

    2025年の第33条決議に関する2026年のフォローアップ。労働者の権利に関する対応状況を確認する資料。

  2. 02
    UNDP

    Stitches of Struggle and Hope ↗

    公表:2025-06-02

    縫製労働者667人の聞き取りに基づく報告。全国すべての工場の監査結果ではありません。

  3. 03
    JETRO

    2026年版 世界貿易投資動向シリーズ:ミャンマー ↗

    公表:2026-10-02

    2025年の品目別貿易額。名目米ドル額の増減を、生産数量や企業利益の増減とは区別しています。