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エネルギー・資源MYANMAR / SECTOR 02

水力発電

設備容量の先に、
実際の供給力を見る。

水力発電の基礎統計と、流量・送電・売電条件を整理。開発可能性と事業としての実行条件をつなげます。

ミャンマー業界の現状を見る
内容確認・更新:2026年10月14日資料の対象時点・出典 ↗

MYANMAR INDUSTRY NOW

ミャンマー業界の現状
確認

設備容量があっても、新設は進みにくい。

水力は電力基盤の一つですが、設備の規模と、新規開発が進むことは同じではありません。計画容量だけで供給改善を見込むと、事業の前提を誤ります。

IRENAEND 2025

水力設備は3,269 MW

IRENAの2026年版統計で、2025年末の水力設備容量は3,269 MW。これは発電電力量や、停電時に利用できる出力を示す数値ではありません。 [1]

WORLD BANKJAN 2026 · SATELLITE

大型案件には建設停滞の兆候

世界銀行はUpper Yeywa(280 MW)の建設活動が2021年以降低下し、2026年1月まで回復が見られないと衛星画像から分析しています(PDF 29ページ)。 [2]

WHAT THIS MEANS

事業への影響

新設の大型案件と、既設発電所の補修・運転支援は別の市場です。需要家向けには、水力の公称容量より接続先の受電実績と代替電源が重要になります。

WHAT TO WATCH

次に見る変化

工事進捗、雨季・乾季の発電実績、送電線と変電所の利用可能性。衛星分析は現地検査の代わりにはなりません。

上記の公表事実を踏まえた編集上の考察。将来の成果を予測するものではありません。
EVIDENCE & CONTEXT

業界を理解する、基礎データ。

IRENA3,269MW・水力設備容量2025年末 / IRENA 2026
確認できること

IRENAの2026年版によると、水力の設備容量は2025年末で3,269 MW。設備容量は、その時点で供給できる電力量を表しません。 [1]

確認日と統計の対象年は異なります。
HOW THE BUSINESS WORKS

事業のつながりを、ほどく。

どこで価値をつくり、誰に届けるか。
参入する役割を、工程と顧客から考えます。

BUSINESS MAP水力発電
  1. 流域・水量
  2. 取水・土木
  3. 発電・保守
  4. 接続・販売

同じ設備容量でも、季節ごとの流量、落差、設備停止、送電制約によって実際の供給量は変わります。容量の比較だけでは事業性を判断できません。

顧客・事業モデルで、着眼点を変える。

検討対象の例
顧客・事業モデル別の提供価値と確認事項
対象・モデル提供する価値比較・確認すること
既存設備の改修水車・発電機・制御の状態を調べ、発電損失を減らす改修を比較する。故障履歴、効率試験、交換部品の入手性を基に範囲を定める。
小規模・地域電源利用者の需要と乾季の供給力を合わせ、他の電源との役割を整理する。水利用者、住民、需要家との合意と、運営・料金回収の体制を確認。
大規模な新規開発流域調査、環境社会評価、土木工事、売電・送電を一つの計画で検討する。土地、水利用、地域への影響、買主の支払能力を独立して検証。

事業を検討するための整理です。参入可否・許認可や、現在募集中の案件を示すものではありません。

THE ECONOMICS BEHIND IT

数字を見る、もう一段深い視点。

  1. 渇水時の供給

    平均年だけでなく、水量が少ない期間の供給と補完電源を検討します。調査期間が短い場合は推計の幅を残します。

  2. 土木と停止時間

    堆砂、取水設備、アクセス道路、予備部品を点検し、定期保守と突発停止の両方を計画します。

  3. 投資と回収

    建設費、金利、工期延長、販売できない電力を別々に置き、料金回収までの資金計画を作ります。

FROM INFORMATION TO QUESTIONS

確認することを、具体的に。

個別案件の条件を確かめるための、3つの着眼点。

流量

発電の前提

月別流量、堆砂、停止日数、補修履歴を確認し、設備の定格と実際の発電を分けます。

送電

契約と送電

接続地点、送電損失、料金、支払通貨、入金遅延時の対応を売電契約で確認します。

売電

立地と地域

用地権限、アクセス、環境審査、住民との合意形成を、着工前の調査項目に含めます。

PLAN THE NEXT STEP

検討を進める、4つの段階。

  1. 流況調査
  2. 設備評価
  3. 接続・契約
  4. 収支検討

検討の順序の一例です。法定手続きの全体や、個別案件の対応範囲を示すものではありません。

FROM A QUESTION TO EVIDENCE

小さく確かめ、次を決める。

大きく始める前に、何を試し、何を残すか。

試す・点検する

既存地点の月別流量・発電・停止実績を集め、改善余地を切り分ける。

記録する指標

乾季供給量、設備停止時間、補修費、未回収売電代金。

次へ進む判断

専門家による技術・環境社会・契約の評価がそろってから投資範囲を絞る。

SOURCES & DATES

出典と、情報の対象時点。

2026年10月14日までに確認できた公表資料を基に更新しました。公表日と統計・制度の対象時点を分けて表示しています。

数値の意味・集計範囲は出典に従います。実務の着眼点は編集上の整理で、個別案件の許認可や取引可否の判断を代替しません。自動更新ではありません。

  1. 01
    IRENA

    Renewable capacity statistics 2026 ↗

    公表:2026-03

    水力設備容量:2025年末、3,269 MW。PDF 18ページ。発電量・稼働可能容量とは異なります。© IRENA 2026。

  2. 02
    WORLD BANK

    Myanmar Economic Monitor — Shock Amid Fragility, June 2026 ↗

    公表:2026-06

    ガス・建設・航空・銀行・企業のデジタル利用。本文に各観測期間とPDFページを記載。2026年10月のリアルタイム統計ではありません。