MYANMAR INDUSTRY NOW
ミャンマー業界の現状幹線を選び直す、陸上輸送。
最短距離が最適な経路とは限りません。国境や幹線道路の利用制約により、港までの国内配送を含めた輸送網の組み直しが進んでいます。
国境陸路からヤンゴン港へ転換
世界銀行の9月分析は、中国・タイ方面の国境輸送の混乱に伴い、貿易がヤンゴン港経由へ移る動きを報告しています。 [1]
燃料の入手性が配送を左右
JMMIの8月調査では、調査地域の多くでガソリン・軽油が品薄。洪水や移動制約と重なり、トラックの運行・補充計画を難しくしています。 [2]
事業への影響
陸運事業では、車両の保有台数以上に、運行できる区間と代替経路を更新できる力が重要です。港湾輸送、地域内配送、国境輸送は、所要時間とリスクを別に見積もる必要があります。
次に見る変化
道路・橋梁の通行、燃料確保、鉄道の実運行と荷役条件。過去の時刻表を現行サービスと扱わないこと。
業界を理解する、基礎データ。
事業のつながりを、ほどく。
どこで価値をつくり、誰に届けるか。
参入する役割を、工程と顧客から考えます。
- 経路・需要
- 配車・積込
- 走行・積替え
- 受領・復路
道路は集配の柔軟性、鉄道は駅・運行・積替え条件を含めて比較します。道路から鉄道へ置き換える場合も、両端の集配と貨物待機は残ります。
顧客・事業モデルで、着眼点を変える。
検討対象の例| 対象・モデル | 提供する価値 | 比較・確認すること |
|---|---|---|
| 定期貨物輸送 | 特定の荷主・区間で、積載と納入時間の安定を図る。 | 片道運賃と復路の空車、積込待ちを合わせて見る。 |
| 店舗・拠点間の配送 | 多地点の少量配送を、受入時間と車両サイズに合わせて組む。 | 一便の件数、荷役時間、再配達、道路への進入条件を確認。 |
| 鉄道を含む複合輸送 | まとまった貨物を、駅での積替えと集配まで含めて設計。 | 運行の確実性、取扱設備、破損責任、貨物の保管を照合。 |
事業を検討するための整理です。参入可否・許認可や、現在募集中の案件を示すものではありません。
数字を見る、もう一段深い視点。
積載と復路
車両の許容重量・容積から実積載を算出し、帰り荷の有無を分けて一往復の採算を見ます。
車両の総費用
燃料以外にタイヤ、整備、保険、減価・リース、代車を含め、動かない日の費用も把握します。
納入の確実性
所要時間の平均だけでなく遅れの幅を記録。遅延が生産や店舗在庫に与える影響を荷主と共有します。
確認することを、具体的に。
個別案件の条件を確かめるための、3つの着眼点。
当日の経路
通行可能区間、橋梁・重量制限、運行時間と現地連絡先を出発前に確認します。
車両と燃料
車両の整備、運転者、給油可能日・在庫、途中故障時の代替を整理します。
鉄道との接続
運行便、取扱駅、荷役設備、集配車両を確認し、待機と積替え時間を工程に含めます。
検討を進める、4つの段階。
- 区間確認
- 車両手配
- 運行確認
- 到着記録
検討の順序の一例です。法定手続きの全体や、個別案件の対応範囲を示すものではありません。
小さく確かめ、次を決める。
大きく始める前に、何を試し、何を残すか。
一往復のルートで、積込から帰着まで時刻・燃料・荷量を記録する。
積載率、待機時間、空車距離、到着時間のばらつき。
距離単価だけでは見えない待機・復路負担を見積もりに反映する。
SOURCES & DATES出典と、情報の対象時点。
出典と、情報の対象時点。
2026年10月14日までに確認できた公表資料を基に更新しました。公表日と統計・制度の対象時点を分けて表示しています。
数値の意味・集計範囲は出典に従います。実務の着眼点は編集上の整理で、個別案件の許認可や取引可否の判断を代替しません。自動更新ではありません。
- 01WORLD BANK
Disrupted Connectivity, Disrupted Livelihoods ↗
公表:2026-09-282026年9月公表。燃料・陸海空の輸送動向。物流指標は2024年の観測値。
- 02JMMI / MIMU
Myanmar Joint Market Monitoring Initiative — August 2026 ↗
公表:2026-09-308月4〜20日調査、PDF 1〜2ページ。価格・品不足は調査対象市場の観測値。9月データセットは10月13日公開、要約版は確認時点で8月版が最新。